兵庫県点字図書館だより 第274号 令和6年10月号 発行 兵 庫 県 点 字 図 書 館 〒651-0062 神戸市中央区坂口通2丁目1-1 兵庫県福祉センター内 電話 078(221)4400 ファックス 078(221)8924 ホームページ http:// kensikyo.sakura.ne.jp/ 開館 月曜~金曜 午前9時~午後5時 休館 土曜・日曜・祝日・年末年始 貸出 点字 3タイトル、録音 6タイトル 貸出期間 2週間 もくじ ◎ 新登録録音図書 7タイトル7巻 ◎ 新登録点字図書 8タイトル27冊 ◎ お知らせ 新登録録音図書 ☆ 書名の前に、通し番号をつけています。 ☆ 全てデイジー図書です。 ☆(マルチ)とあるものはマルチメディアデイジーです。 《 小説 》 1 新しい世界で 座間味くんの推理 石持浅海著 8時間7分 原本:光文社 兵庫県点字図書館製作 大学生の玉城聖子、警視庁の幹部、会社員の座間味くん。世代も性別もバラバラだが、不可解な話を肴に酌み交わす仲だ。杯が進むほど推理は冴えていく。 2 君を守ろうとする猫の話 夏川草介著 6時間22分 原本:小学館 兵庫県点字図書館製作 お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。 3 リラの花咲くけものみち 藤岡陽子著 13時間39分 原本:光文社 兵庫県点字図書館製作 獣医師を志した聡里は、北農大学獣医学類に入学し、学業や動物病院でのアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していたが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし…。 《 児童図書 》 ☆以下は、日本ライトハウス製作(マルチ)です。 4 せかいの「ありがとう」 -せかいのあいさつ- こがようこ文 下田昌克絵 岡本啓史監修 1時間14分 原本:童心社 「ありがとう」ってせかいのどこで聞いても嬉しいね!あいさつから始まる、せかいの子どもたちのくらしと文化をカラフルな絵で描く。 5 それならいいいえありますよ 澤野秋文作 52分 原本:講談社 グータラで怠け者のぎんたは、家探しの名猫「ちゃまる」に片付いてきれいな家を探してもらおうと、願いを書いて猫地蔵に貼っておいた。「これできれいな家に住めるなら、掃除はやらない」と言っていたぎんただけど…。 6 みそしるをつくる 高山なおみ文 長野陽一写真 26分 原本:ブロンズ新社 おだしは体にしみわたる。おだしにおみそが入ったら、もっともっと、おいしいよ。それがみそしる。子どもたちがひとりでも作れるよう、油あげと豆腐のみそしるの作り方を紹介した写真絵本。 7 太平記 -わたしの古典 これだけは読みたい- 吉沢和夫文 東光寺啓絵 西尾実監修 6時間20分 原本:童心社 日本の代表的な古典作品を、子どもにもわかるよう現代の言葉で生き生きと再現する。 その他の資料 ○私たちの税金(令和6年度版) ○声の広報 厚生 第290号 ○月刊みんぱく 2024年8月号 ○東京くらしねっと 令和6年度 No.2(CD版) ○明日への声 Vol.99(CD版) ○ひょうごラジオカレッジ(兵庫県高齢者放送大学)(CD版) 令和6年7月27日・8月3日放送、8月10日・17日放送、8月24日・31日放送、9月7日・14日放送 新登録点字図書 ☆ 書名の前に通し番号をつけています。 《 歴 史 》 1 日本書紀入門 -決定版 2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る- 竹田恒泰、久野潤著 3冊 原本:ビジネス社 兵庫県点字図書館製作 「日本書紀」は世界に誇れるグローバル歴史書である―。日本書紀や日本古代史を専門としない研究者による、異色の対談本。竹田恒泰と久野潤が、日本最古の歴史書「日本書紀」を読み解き、不思議の国・日本のなぞに迫る。 《 言  語 》 2 ねことわざ ぱんだにあ著 1冊 原本:KADOKAWA 兵庫県点字図書館製作 「ねこをかぶる」とは、本性を隠し、大人しそうに振る舞うという意味。ではねこを本当に被っている人がいたら?ねこに関することわざや慣用句を紹介し、「ねこ」のかわいさでことわざの意味を再解釈した4コマ漫画を掲載。 《 小  説 》 3 魔導具師ダリヤはうつむかない6 -今日から自由な職人ライフ- 甘岸久弥著 5冊 原本:KADOKAWA 兵庫県点字図書館製作 イルマが妊娠のため命の危機にあると知らされたダリヤは、イルマと子どもを救うための魔導具制作に臨む。だが、完成には彼女と似た性質の魔力を持つ魔導具師の協力が必要で…。 4 魔女のいる珈琲店と4分33秒のタイムトラベル 太田紫織著 4冊 原本:文藝春秋 兵庫県点字図書館製作 札幌の珈琲店「タセット夕暮れ堂」には、後悔を抱えた人を過去へと連れていき、“やり直し”をさせてくれる魔女がいるという。チャンスは一度、珈琲を淹れる4分33秒の間だけ…。タイム・ファンタジー。 5 やがて訪れる春のために はらだみずき著 4冊 原本:新潮社 兵庫県点字図書館製作 真芽が、入院した祖母の家へ行くと、花々が咲き誇っていた思い出の庭は見る影もなく荒れ果てていた。庭の手入れを始める真芽だが、次第に祖母の認知症が心配され、家を売却する方向で話が進もうとし…。 6 お役に立ちます!二級建築士楠さくらのハッピーリフォーム 未上夕二著 4冊 原本:KADOKAWA 兵庫県点字図書館製作 父の遺志を継ぎ、建築士となった楠さくらのもとには、さまざまなリフォームの案件が持ち込まれる。持ち前のまっすぐさであたるさくらの提案する改築案は、いつしかクライアントたちの生き方までも変えてゆき…。 7 焼野まで 村田喜代子著 4冊  原本:朝日新聞出版 兵庫県点字図書館製作 東日本大震災の翌日、子宮体ガンを告知された。火山灰の降り積もる地で、放射線宿酔のなかにガン友達の声、祖母・大叔母が現れる。3・11の災厄と病の狭間で、比類ない感性がとらえた魂の変容。 8 Seven Stories -星が流れた夜の車窓から- 井上荒野ほか著 2冊 原本:文藝春秋 兵庫県点字図書館製作 退職を機に妻を豪華旅行に誘う夫。でも、妻には秘密の人生設計が…。すれ違う夫婦、かけがえのない旧友、母と娘。豪華寝台列車「ななつ星」を舞台に、桜木紫乃、恩田陸ら7人の作家・クリエーターが極上のストーリーを綴る。 その他の資料 ○基本地図帳 世界と日本のいまを知る 4冊 (地図編:日本の地方と自然・世界の国々と自然、統計編:日本の都道府県・世界の国々 各1冊) ○私たちの税金(令和6年度版) 1冊 ○点字 厚生 第304号 1冊 ○ふれあいらしんばん 第99号(点字・大活字・音声版) 1冊 ※音声読み上げ装置の専用読み取りコードがついています。 サピエ図書館で人気の本 デイジー図書 1.さらば故里よ -助太刀稼業1- 佐伯泰英著 2.白き狩人 渡辺淳一著 3.暗殺 柴田哲孝著 4.紅い月 -浮世絵おたふく三姉妹2- 井川香四郎著 5.天使の牙 大沢在昌著 点字図書 1.歯周病、口臭、むし歯を防ぐ1分間「殺菌ベロ回し」 坂本紗有見著 2.身体を壊す健康法 -年間500本以上読破の論文オタクの東大医学博士&現役医師が、世界中から有益な情報を見つけて解き明かす。- 柳澤綾子著 3.悪い女 -藤堂玲花、仮面の日々- 吉川英梨著 4.高校事変20 松岡圭祐著 5.メイジアン・カンパニー8 -魔法科高校の劣等生 続-  佐島勤著 お知らせ ◎「書庫整理日」のお知らせ 毎月第3水曜日は「書庫整理日」となっております。貸出業務を停止し、電話受付は行いません。次は10月16日、11月20日の予定です。 なお、ご来館の方のために点字図書館は開館しており、その他の業務は行っております。 皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。 ◎ 録音雑誌の貸出について 以下のデイジー雑誌は複製による貸出ができませんので、貸出期間内での返却の厳守にご協力ください。紛失の際は実費をご負担いただく場合があります。 ・月刊視覚障害 ・点字毎日 ◎ 点字カレンダーの申込について 11月1日(金)から小鳩文化事業団点字カレンダーの受付を行います。 ご希望の方はお申し込みください。 ◎ 年末年始の図書館ご利用について お正月用貸出図書の受付は、12月19日(木)まで(必着)となります。 貸出は点字図書3タイトル、録音図書6タイトルまでです。 なお、新年の貸出業務は1月7日(火)から開始します。 ◎「サピエ」のご案内 「サピエ図書館」では、点字・録音図書の検索や、オンラインリクエスト(点字・録音図書の貸出申込み)、点字データやデイジーデータなどのダウンロードができます。 但し、オンラインリクエストやダウンロードの利用には会員の登録が必要です。 ホームページ(https://www.sapie.or.jp/)からオンラインサインアップできます。 また、神戸市を除く兵庫県内在住の方は、当館で会員登録の代行をいたします。 TEL:078-221-4400までご連絡ください。 ◎ 次の点字資料を差し上げます。 ご希望の方は、当館までお申し込み下さい。 〇 電子レンジでミートクッキング(点字・大活字・音声併用版) ○ ふれあいらしんばん 第99号 ○ 広報ひょうご (CD版もあります) 編集後記 先月10数年ぶりに、兵庫県内の中学二年生が職場体験をする「トライやる・ウィーク」の受け入れをしました。 ご本人から直接「トライやる・ウィークで行きたいのですが、受け入れてもらえませんか?」と電話があったときは驚きましたが、学校に確認したところ「今年度から生徒達が自分で電話をして受け入れのお願いをしています。」との事。貸出・返却や点訳作業をこなし、点字出版での作業に加えて最終日には尼崎のバリアフリー上映会のお手伝いもしてもらいました。 知らない人ばかりの中に一人で来て、疲れた一週間になったはずですが、よく頑張ってくれました。