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視覚障害者へのICTサポートボランティア養成研修参加募集
アナログからデジタルへ、国は社会全体のデジタル化の進展を目的として今年『デジタル庁』を発足させました。今後さらに加速をつけてデジタル化が進んでいくと思われます。すっかり定着した携帯電話も、いわゆるガラケーからスマートフォンへの移行が進み、スマートフォンを活用することで楽しむことのできる娯楽、得ることのできる情報が多くなりました。
“見えない・見えにくい方”にとってガラケーは、音で確認しながらボタンを押して、電話やメールをするコミュニケーションツールでした。そこから、ボタンのない大きなツルツルの画面を触って操作するスマートフォンへの移行は容易なことではありません。実はスマートフォンには“視覚障害者向けの使い方”があります。ところが使い方を習得できる場やサポートしてくださる方が少なく、使いこなせないことによって、大切なコミュニケーションのチャンスも、発信されている情報もますます届かなくなってしまう心配があります。
そこで、見えない・見えにくい方へスマートフォンの操作指導を行っていただける方、また習得できる場を少しでも増やしたいという願いを込め、養成研修を企画しました。スマートフォンには大きくアンドロイドとiPhoneの2種類があり、それぞれに使い方が少し異なります。
今回の研修はiPhoneの操作指導を目標とし、研修を修了された方は、私共協会のサポートボランティアとして登録・活動をお願いしたいと考えています。指導なんて自信がないと思われる方もおられるかと思いますが、お使いのスマートフォンで普段行っておられる操作が基本となる研修です。どうか気負わずご参加いただければ幸いです。
なお、限られた回数での研修となりますので、今回は既にスマートフォン(iPhoneが望ましい)をお使いの晴眼の方を対象とさせていただいていますことをご了承ください。
実施要項
- 日程2021年11月18日~3月17日(最終日は予備日)
第1・3木曜日・全8回 午後1時~4時
ただし、初回11月18日のみ午後1時30分~午後4時 - 内容11月18日 オリエンテーション
12月2日 初歩的な操作① 設定・ジェスシャー
12月16日 初歩的な操作② 電話・音声アシスタント
1月6日 文字入力① 文字の入力
1月20日 文字入力② 入力した文字の確認と訂正
2月3日 インターネット活用① Safariを使って調べる
2月17日 インターネット活用② You Tube・radikoで楽しむ
3月3日 まとめ - 対象者兵庫県内に在住の晴眼者(視覚に障害のない方)スマートフォンを常用している方(iPhone推奨、アンドロイドをお使いの方はご相談ください)
- 受講方法第1回目・第8回目は兵庫県福祉センター(神戸市)にて開催
第2~7回目は神戸会場に加え、遠方に居住している方の利便性と新型コロナウイルス感染拡大対策を兼ね、受講生の居住地に近い場所にサテライト会場を設け、スタッフが出向きオンラインで開催する予定 - 定員10名
- 受講費用原則不要(※機材貸与の場合、別途必要)
- 講師(社福)兵庫県視覚障害者福祉協会ICT講師
- スタッフ(社福)兵庫県視覚障害者福祉協会 総務・生活支援班職員
- 申込方法兵庫県視覚障害者福祉協会へメールkensikyo@snow.ocn.ne.jpにて以下の事項を記載してお申込みください。
件名「 ICTサポートボランティア養成研修申込 」
本文「 氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレス・スマートフォン使用歴(iPhone・アンドロイドの別も)」 - 主催兵庫県点字図書館
- お問合せ(社福)兵庫県視覚障害者福祉協会
電話 078-222-5556